家庭基礎「探究」

家庭基礎「探究」

家庭基礎「探究」

授業のなかで、探究ゼミを実施します。「知りたい」「やりたい」「なりたい」気持ちを育成します。自ら学び続ける力、課題を発見し解決に向けて取り組む力を身につけます。

●授業[基礎力]

「ライフデザイン」「食生活」「共生・保育・高齢者」「衣生活」「消費経済・環境」「住生活」の6つの分野を授業で学習し、基礎力を身につけます。 授業では、基礎的な知識を習得すると同時に、自分の考えを整理するために必要なスキルを習得します。

●探究ゼミ[応用力]

6つのゼミから、自分の興味・関心のある分野を選択します。 所属したゼミに関する探究学習を一人一テーマ、1年間で3回学習します。 少人数のゼミを編成し、テーマに対して課題を見つけ、調べ、考えを深めます。また、ゼミの仲間と協力して課題解決を目指します。学習に取り組む一体感、達成感を得ることができます。

【ゼミの流れ】

【先輩の声】
・探究することで、より知識が深まった。
・一つのことに集中し、そのことについて知識を深めることができた。
・今まで知らなかったことを知ることができた。
・友達と一緒に調べたことで、やりがいがあった。
・問題について詳しく知ることで、解決につなげることができた。
・自分が感じたことや知ったことを、言葉にして書くことができるようになった。
・日常生活だけでなく、将来の生活にも役立つ情報が得られた。

●ホームプロジェクト[実践力]

夏休み・冬休み・春休みの長期休業で取り組みます。 授業や探究ゼミで学習した内容を活用することで、充実した実践活動につなげることができます。 家庭基礎の履修は1年次のみですが、継続して行うため3年間で7回のホームプロジェクトを実施します。進路実現だけでなく、将来の実生活に生かせる確かな力となります。

教育課程研究指定校 家庭科(共通教科)

国立教育政策研究所 研究指定校 平成28~29年度

研究主題
思考力・判断力・表現力の育成を目指したゼミ形式による指導方法の研究

研究課題
●テーマ別ゼミ形式による探究型学習を導入し,主体的・協働的に学ぶ態度や生活上の問題を解決する能力を育成するための効果的な指導方法の研究
●レポート,ゼミセッション,発表等の多様な活動による多面的な評価方法の研究

研究内容
①テーマ別ゼミ形式による探究型学習の導入
②主体的・協働的な学びの研究と実践
③多面的な評価方法による観点別学習状況評価の導入
④学校全体による組織的・計画的な授業改善の推進

研究成果
●テーマ別ゼミ形式を導入し,生徒の興味・関心を重視したことで,学習意欲の喚起,向上につなげるとともに,生徒の主体性を育むことができた。
●ICTや図書館の積極的な活用により,生徒の能動的な学びを促すことができた。また,発表を通して生徒同士の双方向のやりとりが増えたことで,対話的な学びにつながった。
●年間指導計画と評価計画を工夫し,計画的に評価を行うことで,偏りのない多面的な評価を実現することができた。
●学校全体による組織的・計画的な授業改善を推進し,教科間で相互の関連を図ることができた。