2月21日(金)、前橋にある群馬大学医学部附属病院・病理部に、希望者5名の生徒が伺いました。今年度、5月に総合的な探究の時間・1学年講演会でお越しいただいた群馬大学医学部附属病院の小野里香織先生のご協力のもと、先生の職場を見学させていただきました。以下は実際に伺った生徒からの感想文の一部です。
・今まで細胞検査士さんは顕微鏡での細胞の検査が主な仕事だと思っていましたが、今回訪問して他の職業の方たちと協力しながら患者さんの健康のために様々のことで尽力されているのだと知りました。
・今回、見学させていただいて、医療は様々な職種によって成り立っているということを改めて感じることができました。患者さん一人に対して様々な医療職が介入して、一つの命を救うということを目の当たりにしました。私は、看護師を目指していて、チーム医療に興味があるので細胞検査士という医療職を知れて、チーム医療について改めて考えさせられました。自分の夢が細胞検査士になることなので、今回の訪問を通して更になりたいという気持ちが大きくなりました。
・大学病院ということで、想像通り大きな病院で設備も整っていて終始「すごい」の一言でした!特に印象的だったのは、実際の摘出した臓器に触れさせていただいたことです。実際に自分の体にこの臓器があるのだなと思うと不思議な気持ちにもなりました。また、顕微鏡で実際のがん細胞のプレパラートを拝見しました。がんになっていない細胞は、細胞の核も小さくて細胞の周りも十分な広さがあるのに対し、がんに侵されている細胞は、広さも十分になく核も大きくて細胞同士が合体していて、普通の細胞に比べて明らかに異質でした。細胞検査士の方々は、このがんに侵されている細胞を見つけて病気を判断するということで、大変な職業ということを改めて感じました。

