11月11日(月)、公民科における「令和6年度 新しい学びのための授業改善事業に係る授業改善推進委員授業公開」があり、県教育委員会指導主事、県総合教育センター指導主事、他校の先生方をお迎えして、本校の中山友嵩教諭が研究授業を行いました。
3年生の「公民セミナー」という授業で、この日は倫理の学習でした。「人口減少社会で社会保障問題が山積している日本では、今後ベーシックインカムを導入するべきか?」という問いを立て、生徒はロールズ、ノージック、サンデルといった先哲の思想を探究しました。グループに分かれて調べた内容を発表し、「熟議」という方法を用いて、さらに見解を深めました。「熟議」とは、グループ内のメンバーの中で合意点・相違点を見つけながら考察を深めていく作業で、異なる立場の人との共同作業に必要な作業です。
生徒たちは「これからも社会保障について主体的に考えていき、自分なりの意見をもち続けたいと思います」と言っていました。